私は裁量トレードと自動売買のどちらも行っています。
今回は裁量トレードと自動売買どちらがいいのかについて私の考えを書こうと思います。
私はMT4という取引プラットフォームを使っていますので自動売買はエキスパートアドバイザ(EA)で行っています。そのため、自動売買はEAと書かせてもらいます。
それぞれのメリット・デメリット
裁量トレード、自動売買(EA)のどちらもメリット・デメリットが当然存在します。
裁量トレードのメリット・デメリット
まずは裁量トレードのメリット・デメリットから挙げていきます。
- トレードスキルが身につく
- 無駄なエントリーが削れる
メリットは大きくは上の二つかと思います。
まずはトレードスキルが身につくについてですが、これは自動売買では得られないかなり大きなメリットだと思います。
世の中にはFXだけでなく株や先物、商品、仮想通貨など、様々な相場が存在しています。FXで身に着けたトレードスキルはその他の相場でも必ず役立ってくれます。
チャートを数多く見ていくことで得られるスキルは、一度身に着ければ一生役立ってくれるスキルと言えるでしょう。
次に無駄なエントリーが削れるについてですが、自動売買ではどうしても「裁量トレードならこんなところでは入らないのにな」と思うようなところでのエントリーが出てきてしまいます。
そういうトレードを間引くことができるので、同じ手法を使ったとしても裁量トレードの方が利益が出しやすいと思います。
次にデメリットですが、以下のようになります。
- 感情に左右されることがある
- チャートを監視する時間が必要
裁量トレードでは、自分自身でエントリーとエグジットを行っていくので、メンタルによってトレードルールを破ったトレードを行ってしまうことがあります。
例えば、その日をプラスで終わりたいので負け分を取り返そうといつもならエントリーしないようなところでエントリーしてしまう
本当なら損切りしないといけないところで、もう少し持っていれば損が減るのではないかと損切りせず持ち続けた結果、損失が大きくなってしまう
などがあると思います。
また、チャートを見ていくことで自分のスキルになるという話をメリットのところでしましたが、
逆に言えばそれだけチャートを見る時間が必要ということですので、他のことをする時間は減ってしまいます。
自動売買(EA)のメリット・デメリット
自動売買のメリットは以下のようになります。
- 感情を排除して淡々と取引が可能
- チャートを長時間監視する必要がない
自動売買(EA)は、決めたルール通りの取引を行ってくれますので、感情によってトレードルールを逸脱してしまうということがありません。
どれだけ連敗・連勝してようとルール通りのエントリーを行えます。
また、チャートも自動で監視していますので自分が仕事をしていようと寝ていようとチャートを監視しエントリー条件が揃えばエントリーしてくれます。
残業などが多く家に帰ってチャートを見る時間が少ない方や本業に時間をつぎ込みたいといった方にはいいかもしれません。
私も残業が多く家に帰ってチャートを見れる時間が激減してしまった時期がありましたので、自動売買(EA)はかなり良いツールだと感じました。
今度は、自動売買(EA) のデメリットについて見ていきます。
- 自分のスキルにならない
- 無駄なエントリーがある
裁量トレードのメリットの反対になります。
チャートを自分で監視する時間が少ない分、自身のスキルにはなりにくいです。
また、裁量トレードではここは微妙だなと感じるようなところでも条件さえ揃っていればエントリーしてしまうので、トレード成績は裁量でやるよりは劣る傾向にあります。
個人的な結論
以上が裁量トレードと自動売買(EA)のメリット・デメリットでした。
私の個人的な意見ではありますが、裁量トレードをメインにやりながらサブで自動売買(EA)を回すのが一番かなと思います。
裁量トレードをやっているうちに「こういうところでトレードしてはどうだろうか」というトレードアイデアが浮かぶことがあります。
そういったもので自動化できそうなものはEAでの運用を考えていくとよいと思います。
個人的な意見ではありますが、EAは短期間で大きな利益を狙いにくいと感じていますので、リスクを抑えたもので長期間運用するのがよいかと思います。
今後、面白そうなEAがあったら紹介もしていこうかと思っています。
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