ETFから投資信託に変更した理由

長期投資

私は以前はETFをメインに投資していましたが、現在は投資信託をメインに切り替えました。

投資初心者
投資初心者

これから投資を始めるけど、投資信託とETFどっちがいいんだろう?

といった方向けに、私がETFでなく投資信託をメインに切り替えた理由を解説していこうと思います。

ETFにしていた理由と変更のきっかけ

投資を始めた当初は、株式100%で日本とアメリカをメインに投資をしてきました。

その際に、米国株においては投資信託に比べて管理手数料のやすいETFに投資していました。

現在はリスク(価格の変動幅のこと)を抑えて安定的に運用するために株式だけでなく債券やREITも含めて全世界に投資しています。

それに伴って購入するものをETFから投資信託に変更しました。

投資信託に変更した理由

①投資信託の手数料がかなり低くなってきている

ETFのメリットとして管理手数料が投資信託よりも安いということが挙げられます。

長期で保有する場合、手数料の差は後々大きな差を生みかねない要因の一つですので、当初はバンガードやブラックロック、エリートステートなどの手数料が格安で資産総額もかなり大きいものに対して投資していました。

しかし近年、企業努力により投資信託の手数料がかなり安くなっておりETFにかなり迫ってきています。

②毎月の積立額が一定になり、ドルコスト平均法が使いやすい


ドルコスト平均法は毎回同じ額を買うことにより、自然と高いときには少なく、安いときには多く購入することができ、平均の購入価格が下がる購入方法です。

下記の記事でドルコスト平均法について書いてありますので、分からない方は合わせてご覧ください。

ETFは株式と同様に購入価格が決まっているため、ドルコスト平均法を使うにはある程度大きい額を毎月投資する必要があり、少ない額になるとドルコスト平均法が使えなくなってしまいます。

例①

毎回9万円購入する場合
1口10000円の場合9口
1口15000円の場合6口

例①のように毎回9万円積み立てる場合は、購入口数を増減させられますが

例②

毎回15000円購入する場合
1口10000円の場合1口
1口15000円の場合1口

例②のように積立金額が少ない場合はどちらも1口にか購入できないので、購入口数を増減させられませんし、毎月の積立額が変わってしまいます。

購入価格の小さいETFを使うことでドルコスト平均法を用いることもできなくはないですが、投資信託であれば自分で購入価格を決められるのでドルコスト平均法を用いやすいです。

③少額でもアセットアロケーションを組める

アセットアロケーションとは運用する資金を国内外の株や債券などにどのような割合で投資するのかを決めることをいいます。

②と同じような内容ですが、ETFの場合、購入価格が決まっているため大きな額がないと配分を自在に設定できませんが(例:先進国株式を20%にしたかったのに、ETFを一口買っただけで毎月の積立額の25%になってしまう)、投資信託であれば金額を自分で決められるので少額でも好きな割合で投資を開始することができます。

配当金(分配金)が払い出されず再投資できる

ETFは分配金を払い出すので、NISA枠でなければ課税されてしまいます。

(NISA枠であっても海外のETFであれば、投資する国の税金があります。)

一方で、投資信託は再投資に設定しておけば分配金を払い出さずに再投資ができるので、分配金が課税されることなく再投資が可能です。

また投資額が小さい場合、ETFの分配金を再投資しようにも金額が小さく再投資できない場合がありますが(例:分配金が1000円で、ETFの購入金額が10000円)、投資信託はその心配はありません。

以上4つの理由から購入するものをETFから投資信託に変更しました。

まとめ

長期投資ではリスクを抑えめにして、トレードでリスクを取っていくことにしましたので、それに伴って投資戦略を変更し、それにあった投資対象変更しました。

すでに大きな額の運用されている方や毎月大きな額を投資される方は手数料がより安いETFのほうが良いと思いますが、私はそこまで大きな額を運用していないため投資信託にしました。

老後資金や教育資金を積み立てていく場合、ほとんどの方は大きな額の積み立てはできないと思います。

積立額が大きくなくても、毎月一定額で投資することでドルコスト平均法が使えて、自分の決めた割合でアセットアロケーション投資のできる投資信託は万人受けする投資商品だと思います。

これから積み立て投資を始めようとしていて、ETFがいいのか投資信託がいいのか迷っている場合はまずはコスト(信託報酬)の安い投資信託からスタートすることをお勧めします。

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