今回はドルコスト平均法について解説します。
投資で満点を取るのは難しいですが、ドルコスト平均法を使えば平均点+αぐらいを取ることができます。

ドルコスト平均法って何?

投資で満点なんて取れなくても平均点取れれば十分!

投資を始めたいけど、いつ買うのがいいんだろう?下がったとき?
といった方に読んでほしい記事です。
簡単なのに初心者から上級者まで使えるテクニックですので、ぜひ覚えてください。
ドルコスト平均法とは
ドルコスト平均法とは、価格が変動する金融商品(投資信託など)を常に一定の金額で、かつ時間を分散して定期的に買い続ける手法です。
一定の口数ではなく一定の金額で購入するというのがポイントで、この手法で金融商品を購入し続けた場合、自然と価格が低いときの購入量は多くなり、価格が高いときの購入量は少なくなります。
三井住友銀行さんのホームページにわかりやすい例がありましたので引用させていただきます。

※この例では一定金額購入した場合と、一定口数購入した場合の合計金額が同じになっていますが、実際は一定口数の場合は購入金額が毎月変わりますので同じになるとは限りません。
この例を見ていただくとわかるように、一定口数を買うと平均の購入金額は価格の平均値と一致します。
それに対して、ドルコスト平均法を使って一定金額購入することにより高いときには少なく、安いときには多く購入することになり、その結果平均価格よりも安く購入できていることがわかります。
ドルコスト平均法を使ってほしい人
- 老後のための資産形成をしたい
- 子供が生まれて、これから教育資金を貯めていきたい
- 一括で投資する資金がない
- 一気に投資すると高値掴みになってしまいそうで怖い
- 今の値段が高いのか安いのかわからない
長期間に渡って買い続ける方法なので、「老後のための資産形成をしたい場合」や「かなり先の子供の教育資金を貯めたい場合」などに向いています。
一括でドン!と投資できればいいですが、そんな資金の余裕がある人はあまりいません。
給料の一部を投資に回してコツコツ貯めていきたいという場合がほとんどではないでしょうか。
ドルコスト平均法で毎月一定額積み立てることで平均価格より少し安く購入できるので、平均値+αが狙えます。
さらに、これから投資を始める人が気になるのは

今の値段って高いの?安くなるまで待った方がいい?
といったことだと思います。
現在の価格が高いか安いかはプロのアナリストでも当てるのが難しい問題です。
しかしドルコスト平均法を使う場合、勝手に高い値段であれば少なく、安い値段であれば多く購入することになるので、現在の価格を気にする必要がありません。
注意:暴落時も積み立てをやめてはいけない
注意点があります。
暴落時に積み立てをやめてしまうとドルコスト平均法の良さを殺してしまうことになります。
安いときに多く買うことによって平均の購入単価を安くすることができるので、むしろ下がってきたときは積極的に積み立てたい場面と言えます。
これまで、リーマンショックやコロナショック、最近だと岸田ショックなどと言われている下げなどもありましたが、ドルコスト平均法を使った積立をしているのであれば淡々と積み立てたいところです。
まとめ
今回はドルコスト平均法について解説しました。
やっていること自体はすごく簡単です。
毎月一定額積み立てるだけ
です。
今の価格が高いのか安いのか考える必要もありません。
運用期間が長ければ、暴落すら気にする必要もありません。(もうすぐ使う予定がある場合は除きます)
これで平均値+αが狙えるので文句なしですよね。
投資は増えて自分の必要とする額を用意できればいいわけですから、満点を狙う必要はありません。
これからiDeCoやNISAで投資を始めたいという方は、ぜひ覚えてください。
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